アーチを作ろうワークショップを開催させていただいた理由

この「釘のない海の家」を設計されたのは、小林博人先生です。
2011年の東北の震災のとき、被害を受けた人達が自分達だけで作れる家が出来ないかと考え、プロが作ってくれるのを待つのではなく、自分達の家を自分達の手でみんなが協力して作ることができれば、そこにまた昔の仲間が集まれるのではないかと考え、生まれたそうです。
それから、色々と施工を繰り返し今年、「釘のない海の家」として誕生しました。

今回は、安全面も考え、施工会社（ハセマンカスタムホームズ）さんなどの専門家が入っておりますが、なるべく、自分達でつくれるところは作りたい！！
自分達で作ることによって、みんなで協力したり、愛着がわいたり、自分達の力は、自分が考えるより、すごいかもしれない！！とか、色々な「想像」を膨らましていただき、目の前にある色々を「自分ごと」として向き合ってもらえるキッカケにしてほしいのです。
なので、アーチの部分もみんなで一緒に作りたいとおもい、開催させていただきました。

床の部分は、砂袋を使用して基礎を作ったり、色々な自然への配慮がされております。
今回も思いました。本当に多くの皆様の多大なる協力があってからこそ、生まれたのだと。
みんなで力を合わせて、出来上がっていく姿を見ていたら、感動して涙が自然に出てきました。
無事にアーチを作り上げることができました。本当にありがとうございました。

次回は、2017年6月24日（土）「釘のない海の家」の中の小屋を作ろう！！です。