2020年夏、神奈川県藤沢市では海水浴場を開設しないことが決定されました。
しかしながら、多くの海岸利用者が訪れることが予想され、秩序の維持や新型コロナウイルス感染拡大防止を含めた
安全・安心への取組が求められております。

そこで、日本財団とNPO法人海さくらは、海、浜の環境維持や、安全、安心な海辺づくりの拠点として
今夏も釘のない海の家の建設を決定致しました。

(2020年7月10日〜8月31日までの期間、運営をして参ります。)

コンセプト

2017年、海の家の解体後、浜に多くの「釘」が取り残され、危険なビーチがありました。そのため、浜に出てくる「釘」を一本も使用せず、釘のない海の家を建築することにより、他の海の家、全国の浜への「安心」「安全」な浜づくりの手本となり「釘が大幅に減る」ことを目標に建設しました。

そして2018年、片瀬東浜から「釘」が大幅になくなり、千葉の浜でも「釘のない海の家」が建築されました。

2019年には多くの海水浴客がくる「片瀬東浜」で、釘を浜からなくすことはもちろんのこと、東浜全体での、日本一キレイで、「安心」「安全」な浜にし、全国のモデルケースになるような1歩がはじまりました。片瀬東浜の海の家の皆さまと年に4回、「釘」を中心にゴミ拾いを行いました。

2020年は海水浴場が開設されませんが、海・浜の環境維持や、安全・安心な海辺づくりの拠点として、運営をして参ります。

平成27年5月NPO法人海さくらのビーチクリーンで15分間に誰が一番多く「釘」を拾えたかゲームをしている様子です。

公益財団法人かながわ海岸美化財団が平成22年3月に湘南海岸の5海岸で釘の回収を1日実施したところ「約19000本」の釘が出てきました。上記の写真は片瀬東浜で回収した釘です。

マップ

アーカイブ

2020年ワークショップ

2020年、釘のない海の家の建設・運営が決定いたしましたが、 新型コロナウイルスの感染状況を鑑み、
今年はワークショップの実施を中止させていただくこととなりました。

2019年ワークショップ

2019年ホームページ

2018年ワークショップ

2018年ホームページ

2017年ワークショップ

2017年ホームページ

プロジェクトメンバー

01主催

  • 古澤純一郎

    NPO法人海さくら / 理事長古澤純一郎

    2017年に「釘のない海の家」を片瀬東浜に登場させていただきました。安心・安全な浜をつくることで、「ちびっ子達が素足で駆け回れる浜にしたい!」「海で沢山遊んでもらいたい!」そんな想いをもって、多くの皆様のご協力のもと無事に夏を乗りきりました。そして、夏がおわり浜の釘の状況を臼田組合長や県・市の皆様が確認をしてくださったところ、大幅に釘がなくなったと嬉しい報告を受けました。小さいころから大好きな「海の家」です。その経営者の皆様も、釘を出さないようにいつも以上に努力をしてくださったのです。「釘のない海の家」も「安心・安全な浜・海」をつくるのも、一人ではできません。色々な方達と知恵を出し合い、共有し、議論し、これからも、もっと素敵な海・浜にしていきたいです。2020年も「釘のない海の家」を登場させていただきます。7月1日〜8月31日まで、毎朝7時から30分間ゴミ拾いを実施いたします。きっと海は力を合わせればキレイに出来ると信じております。

  • 海野光行

    日本財団 / 常務理事海野光行

    車窓から海が見えた時に自然にあがる感嘆。海水浴前日の寝られないほどのワクワク感。私達日本人には、海を愛し、海に思いを馳せる気持ちが自然と備わっています。この「海心(うみごころ)」を全国の人たち、そして子ども達に広めようと「日本財団海と日本PROJECT」は始まりました。この目的を共有し、いつも多くの人を巻き込んで活動する海さくらが、このたび、企業や学校などと一緒に作り上げたのが、この「釘のない海の家」です。この夏、今までにない海の家でたくさんの思い出を作る時に「子ども達が裸足で走り回れる浜にする」という私たちの想いを感じ取っていただければ幸いです。

02設計・デザイン

  • 小林博人

    株式会社小林・槇デザインワークショップ / KMDW 代表取締役 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授 小林博人

    2011年の東北の震災のとき、被害を受けた人たちが自分たちだけで作れる家ができないかと考えました。プロが作ってくれるのを待つのではなく、自分たちの家を自分たちの手で皆が協力して作ることができれば、そこにまた新しい仲間ができるのではないかと考えたからです。材料は自分たちの山から採れた間伐材で作った合板を使うこととしました。簡単に作れるように、難しい道具を使わないでも作れる釘のない方法を考案しました。このベニアハウス構法が「釘のない海の家」に使われることをとても嬉しく思っています。海を訪れる人たちが毎年自分たちで海の家を組み立てて作ることができれば、海の家を、そして海自体を自分のものとして大切に考えるようになり、結果みんなの海、ひいてはみんなの山がきれいになっていきます。新型コロナウイルスの蔓延を避けるために、今私たちはみんなで集まることが制限されています。こういう時期だからこそ、みんなで作ることの大切さを今一度考え、安心して集まれるときが来たら、たくさんの人で集まって海の家づくりができればと願っています。

03施工

  • 長谷川泰治

    株式会社長谷萬 / 代表取締役副社長長谷川泰治

    日本人は古くから木材を使いすばらしい建築物をつくってきました。現在のように釘や金物がない時代に、創意工夫と匠の技で地震や台風に負けない強固な建物をつくってきました。現存する多くの神社仏閣や城をみれば、その技術がいかに高いものであったのかよくわかります。今回のプロジェクトでは、小林先生のすばらしいアイディアにより、釘無しで合板を組み上げる木造建築にチャレンジします。木材の活用により林業が活性化され森の管理が進めば、自然の豊かな恵みを受けながら環境問題や地域の活性化、災害防止など様々な問題を解決することができます。生物多様性の高い美しい海の実現には、そこにつながる森の管理も必要になります。今回のようなすばらしい木材の活用事例を増やし、人と自然にやさしい豊かな社会を築いていきたいと考えています。

04江の島海水浴場営業組合 片瀬東浜

  • 臼田征弘

    組合長臼田征弘

    この度は、釘のない海の家プロジェクトに参加させて頂きありがとうございます。近年、当組合では、海の家の建築・解体時に落ちてしまう釘の為に、怪我をされることの無いように、シートを引いて釘を抜いたり、所々に釘用の釘専用バケツを用意して釘を集めたり、磁気のついた収集機で清掃をするなど、様々な対応を行っているところです。釘を使わず建築が出来るということは、私達海の家を営業している者にとって、とても理想的なことです。2017年、釘のない海の家を初めて建築し自分の意識もより一層、安心・安全な浜にしたいと強く思うようになり、他の海の家解体時に釘を出来る限り落とさない努力をして欲しいと呼びかけました。これに海の家経営者の皆様も耳を傾けてくれ、砂浜に落とされる釘の量が大幅に減りました。釘のない海の家の建築が、キレイな浜にする為のきっかけとなったのです。これからも、沢山のお客様に、片瀬東浜に来ていただき、安心して遊び、安全に楽しんでもらえるように、海を大切に、自然を大切にしていきたいと思います。関係者の皆様、神奈川県や藤沢市、海の家の経営者の皆様のお力添えを頂き、このプロジェクトが今年も成功し、より良い海水浴場になる様に、努めて行きたいと思います。

05天幕デザイン

芸術家 野老朝雄

私は海にはあまり縁のない子供時代を過ごしたので、その分、海といえば「白い砂浜、透き通る水」といった幻想を抱いています。今回はじめて、砂浜に大量の釘が落ちているとうい話を伺い、とてもショックをうけました。そこで、海への憧れという原点に立ち返り、海の中に広がる未知なる世界を、子どもがワクワクしながら想像するように表現してみようと、このプロジェクトに取り組みました。この天幕のデザインは、正方形と正三角形という、シンプルな図形がベースになっています。コンパスと定規があれば描ける手法で紋様を描くことが、自分の制作の原点であり、ライフワークでもあります。今回子どもたちが参加し、カラーリング(塗り絵)をすることで、一見無機質な図形の中からどんな世界が広がっていくのか、とても楽しみです。この“釘のない海の家”の活動が、四角と三角のつながりによって生まれる豊かなパターンと同様に、ほかの浜辺にもつながり、広がっていくことを願っています。

釘のない海の家とは

釘を1本も使っていない海の家です。
江の島海水浴場片瀬東浜でBEACH STATIONとして利用されます。
ライフセーバーの待機場所として、救護所として、またDJブースもあったり、
片瀬東浜になくてはならないSTATION = みんなの拠点です。

2020年は海水浴場を開設しないことが決定されています。今夏は海・浜の環境維持や、安全・安心な海辺づくりの拠点として運営をして参ります。 江の島海水浴場営業組合片瀬東浜 事務所、監視員の待機場所となります。

BEACH STATION(釘のない海の家)に入っているのは?

  • 江の島海水浴場営業組合片瀬東浜 事務所
  • 監視員待機場所

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